波乗りした後の忘れ物は悲喜こもごも…正直者でいこう！

 

 

 

 

 

波乗り生活に入って１０年になるけど、撤収中にビーチサイドの駐車場に忘れ物をしたことが多々あって…、ロングボードに乗っていた頃には、膝の辺りで装着するリーシュコードや…一番高価なものは、ドナルドタカヤマのロングボードのスケッグを…。これはかなりショックで、ポイントの最寄りの交番にまでだめもとで落し物ないですかと尋ねって行ったほど。もちろんそんなもの警察にとどけるような者はいないよね。物を失くすのは、暗くなってからの撤収中が多い。最近では車のルーフにポンと置いたお気に入りにのリーシュコードをしまい忘れて走ってしまい、そのまま帰宅。何日後かにそのポイントへ行った時には当然だけど…それはなかった。ところが、最近全く別のポイントで、失くしたそれと同じリーシュコードが忘れられているじゃあ～りませんか！

思わず、「あっ！」と声が出そうになったけど、それを飲み込み、あたかも自分の物のようにボードをその上に置いた。すぐに自分の使っていたリーシュコードを洗ってくるまにしまいこんで、辺りの様子を見たけど、それらしい人間はいなかったので、持って帰ることにした。海の神に感謝しながらね。

数日後に、大浜の足洗い場にかなりクールな腕時計がポンと置いてあった。若者がいたので、「時計忘れてるよ！」って声をかけると、自分のじゃないという。以前、別の時計を拾ってショップに届けたことがあったっけな…。一瞬これって神様からのプレゼントかな、ありがたくいただいてしまおうかなと思っていると、その若者が「これ確かあの人のだと思います」と持って行った相手がモンキーの波乗りのお師匠さんだった。持って帰らなくてよかったよなぁ。冷や汗ものだった。でも、万一そうしてても、自分がしているのをお師匠さんが見つけたら、その場でお返しすれば良いし、他の誰かに持って行かれなくて良かったねって言えば丸くおさまるかも…。ま、正直者で生きた方が楽だよね。